2016/09/30

「ガス自由化」は「電力自由化」よりも、もっと進みそうにない・・・

皆さんは、「ガス小売全面自由化」というのをご存知だろうか?

今年4月に「電力小売全面自由化」が始まったことは記憶に新しい。家庭向けの電力小売事業が自由化された。「新電力」という言葉がしばしばマスコミやネット上に登場するが、これは電力自由化による新規参入者のこと。

電力自由化の次はガス自由化だ! というわけで、家庭向けの都市ガス小売事業が来年4月に全面自由化される。新規参入者は、さしずめ「新ガス」とでも呼ばれるかもしれない。

昨年の今頃は、電力小売事業の全面自由化に関する詳細な制度設計に向けた議論が沸騰していた。主な論点は、(1)送配電線使用料(電力託送料金)の大幅な引下げ、(2)マンション一括契約に係る規制緩和など、大手電力10社の既得権を打破する制度変更案をいかに実現させていくかであった。

それに向かって、政・官・学・民が一丸となっていた。そしてその結果、上記の点も含めた大きな制度変更が実現し、9月8日現在で新電力は341社にも上る。

来年4月まで残り半年となった今、都市ガス小売事業の全面自由化に関する詳細な制度設計に向けた議論は終盤戦に突入。ところが、この議論は盛り上がりに欠け、電力自由化の話に比べても、大手マスコミの報道も少ない。

その理由としては、(1)そもそもガス事業制度を熟知している人が少ないし、的確な改革案を提示できる人はもっと少ない、(2)当たり前のことだが、ガス業界では保守的な声の方が圧倒的に多い、(3)監督当局である経済産業省は、電力業界には非常に厳しいが、ガス業界にはそれほどでもない等々・・・。

こうした「空気」のせいもあってか、都市ガス小売市場への大きな参入障壁は歴然と維持されそうなのだ。その筆頭格が、(1)新規参入者が支払うガス導管使用料(ガス託送料金)が高いことや、(2)マンション一括契約が許されないこと。

特にガス託送料金については、最大の都市ガス小売市場を持つ東京ガスのガス託送料金が、現状よりも値上げされた水準で申請されている。これは、認可申請している東京ガスがいかなる弁明をしようとも、認可する経済産業省がどのような説明をしようとも、一般庶民には理解も納得もされようがない。

今年4月に始まった電力自由化によって、大手電力10社から新電力へ切り替えた一般家庭は、8月末時点で全国6253万世帯のうち168万世帯と、全世帯の2.7%弱。これを多いと見るか少ないと見るかだが、昨年11月の経済産業省の発表によると、「8割の人は、少なくとも切り替えの検討はする意向」、「現時点で切り替えを前向きに捉えている(「すぐにでも変更したい」「変更することを前提に検討したい」)人に限っても、25%弱存在する」との調査結果。

しかし、現実はそう甘くはない。「新電力」が少ないのには単純だが大きな理由がある。家庭向けの電力小売事業は、それだけを営んでもあまり儲からないのだ。もっとも、都市ガス会社や携帯電話会社が、電力小売との『抱き合わせ販売』をすることで、本業である都市ガスや携帯電話の顧客を繋ぎ止めておくことには多少役立つかもしれない。

家庭向けの都市ガス小売事業も同じ。それだけを営もうとしても、天然ガスの調達や安全確保の面でけっこうなコストがかかる。電力会社や石油会社など大手資本でさえ、新規参入はかなり難しいのが実状。

事実、都市ガス小売事業への新規参入を予定している事前登録者は、9月8日時点で関西電力と東京電力の2社だけ。昨年9月末時点で電力小売事業への新規参入を予定していた「新電力」の事前登録者が72社もあったことに比べても、「新ガス」の事前登録者数はあまりにも少ない。

そういう中で、(1)ガス託送料金が高い、(2)マンション一括契約が許されないなど、「新ガス」にとって都市ガス小売事業への障壁が高過ぎるのだ。

せめて、ガス託送料金の大幅引下げや、マンション一括契約に係る規制緩和といった主要論点だけでも突破しなければ、ガス小売全面自由化は、電力小売全面自由化よりも更に期待外れの結果になってしまうはずだ。

こんなにも障壁が高い市場には、誰も新規参入できやしない。

(NPO法人社会保障経済研究所代表 石川 和男 Twitter@kazuo_ishikawa

世界限定500台、BMW M3の30周年記念モデル「30 Jahre M3」を発売


BMWは30日、M3セダンの特別限定車「30 Jahre(ドライスィッヒ・ヤーレ)M3」を導入すると発表した。

同特別限定車は、1986年の初代M3の登場から30年を迎えたことを記念した全世界500台の特別モデルで、そのうちの30台を日本に導入する。同日より購入希望予約の受付を開始し、希望者多数の場合は購入当選者を抽選にて決定する。納車は10月末から順次行う。

エクステリアは、初代M3の特別カラーとして初めてBMWのボディカラーのラインアップに加わった「マカオ・ブルー・メタリック」を身に纏い、軽量構造の20インチ鍛造Mライト・アロイ・ホイールや、ハイグロス・ブラック仕上げのキドニー・グリル、サイド・ギル、リヤのモデル・バッジといった装備品と相まって、M3の輝かしい栄光の歴史を記念した特別な装いとしている。

インテリアは、フロント・シートのヘッドレストに「30 JAHRE M3」のステッチを施したブラックとフィヨルド・ブルーの専用バイカラー仕上げのメリノ・レザー・インテリアを採用し、ブラックのクローム・ハイライトが印象的なカーボン・ファイバー製インテリア・トリムには、「30 JAHRE M3」のロゴに加え、全世界500台限定のうちの1台であることを示すレタリングが施されるなど、スポーティかつ特別感あふれる室内空間としている。

また、「コンペティション・パッケージ」を標準装備することにより、3リッター直列6気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンの最高出力を、通常モデルから更に14kw(19ps)アップの331kw(450ps)まで高め、0-100km/h加速(ヨーロッパ仕様車値)は4.0秒を実現した。

価格は1340万円。

2016/09/28

BMW、新型「 3シリーズ グランツーリスモ」を発売


BMWは、新世代エンジンを搭載した新型「 3シリーズ グランツーリスモ」を10月1日に発売する。

新型3シリーズ グランツーリスモは、新世代のコロナ・リング・デザインを採用し、夜間走行時にスポーティかつ特徴的な4灯デザインのアダプティブLEDヘッドライトに加え、LEDフォグランプ、LEDリヤ・コンビネーション・ランプを新たに標準装備する。

モデル・ラインアップは、3シリーズ グランツーリスモの特徴であるエレガンスとダイナミズムの2つの個性を際立たせる「Luxury」と「M Sport」を設定。M Sportモデルは、ダイナミックなデザインが印象的な専用グレー塗装の19インチMライト・アロイ・ホイール、スポーティなフロント・ビューをより際立たせるBMW M Performanceブラック・キドニー・グリルを装着し、精悍なフロント・ビューを一層際立たせるとともに、路上でのより強い個性と存在感溢れるスタイリングを実現した。

広々とした室内空間は、センター・パネルにハイグロス・ブラック仕上げを施し、エア・アウトレット周辺部にはクローム・アクセントを追加するなど、上質感をさらに高めた。M Sportモデルでは、洗練された室内空間を強調するアッシュ・グレイン・インテリア・ウッド・トリム(インレイ付)、スポーティかつ美しいコックピットを演出するBMW M Performanceステンレス・スチール・ペダル/フットレストを、従来モデルから新たに標準装備する。

新型モデルでは、BMW EfficientDynamicsの理念を追求したBMWグループの新しい新世代モジュラー・エンジン・ファミリーより、2.0リッター直列4気筒ガソリン・エンジンを新たに搭載する。最高出力は135kW(184ps)/5,000rpm、最大トルクは270Nm/1,350-4,600rpmを発揮する。燃費は先代モデルより向上し、15.4km/ℓ(JC08モード)を実現した。

価格は、「Luxury」が633万円、「M Sport」が639万円。

2016/09/26

12月の米国利上げの可能性は?

世界中の金融関係者、投資家が注目した米連邦準備制度理事会(FRB)は21日、連邦公開市場委員会(FOMC)において政策金利の据え置きを決定しました。これを受けて米国株は上昇し、米ドルは下落しました。米ドル対円相場は100円近くまで円高が進みましたが、22日には祝日にもかかわらず財務省、金融庁、日銀が臨時会合を持ち、投機的な動きがあれば必要な対応を取るとけん制したことから円高の進行がいったん止まったように思われます。

今年の前半においては米国の政策金利は今年中に複数回利上げがあるものと見られていました。しかしながら、結局今年はいまだ決定されず、今回の9月のFOMCでも見送られ、今年のFOMCは残すところ11月と12月のみとなりました。図1は金利先物取引に織り込まれているFOMCにおける米国の政策金利の予想です。政策金利は現行0.25~0.50%ですので、金融市場において11月のFOMCで0.50~0.75%となる、つまり利上げがある確率は12.4%と予想されています。11月は米国の大統領選が行われますが、利上げは企業の借入金利の上昇や米ドル高をもたらし産業界にマイナスの影響となることが予想されます。ゆえに11月は選挙を考慮して実施されないだろう、というのが市場の大方の見方です。となると12月のFOMCで利上げが決定されるのか?がポイントになりますが、市場の予想は51.9%であり完全に利上げを織り込んでいないようです。



一方で政策金利を決めるFOMCの参加メンバーの将来の金利予想はどうなっているかというと、図2にありますように2016年末には0.625%が予想の中心となっており、現行の政策金利よりも高くなっています。図の作成時点においてFOMCメンバーは12月での利上げを考えているかもしれません。ちなみに2017年末には1.125%となっていますが、1回の利上げの幅が0.25%とすると2017年には2回利上げがあるものと思われます。



図1と図2の数値は今後の経済情勢によって大きく変化する可能性があり、現時点の予想は将来を保証するものではありませんが、メインシナリオとしては12月のFOMCにおける利上げとなるでしょう。市場には12月の利上げが十分に織り込まれていないことから、12月に利上げが決定されると米国株にとっては大幅な下落要因、為替相場においては(日本の金利水準が変わらなければ)円安要因となるかもしれません。日本株にとっては下落要因と円安効果が相殺されてあまり変化がないかもしれませんが、長期的には米国金利の上昇が効いてきて下落要因となるかもしれません。

(eワラント証券 投資情報室長 小野田 慎)

※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。

2016/09/23

新しい日本株株価指数「知らない」75%

野村證券はこのほど、個人投資家を対象に投資動向に関するアンケート調査を実施し、「ノムラ個人投資家サーベイ(2016年9月)」を発表した。

3カ月後の株価見通しについて、「上昇する」と答えた割合から「下落する」と答えた割合を引いた「ノムラ個人市場観指数」は30.6と2ヶ月連続で下落した。調査時の日経平均株価は17,037.63円と前回調査時を401.86円上回った。

3カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円高ドル安を見込む回答比率は47.5%となり、前月比で4.4ポイント上昇した。

最近1年間で作成された新しい日本株株価指数を5項目挙げ、その認知度を尋ねたところ、「どれも知らない」と答えた回答者は756人と全体(1000人)の4分の3を占めた。


(出所:野村證券)

各新しい日本株株価指数に対して、投資判断を行う際の参考として利用している、あるいは将来利用したいと思っているかを聞いたところ、回答数は「ジャパン高配当利回りインデックス」が96人、「日本株最小分散インデックス」は81人、「設備・人材投資指数、日本株人材設備投資指数、企業価値分配指数、Japan積極投資企業200インデックス」は47人、「JAPAN クオリティ150インデックス」は42人、「ジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数」は、41人となった。「どれも利用したくない」は292人、「わからない」は478人に達した。

調査は、2016年9月5日〜9月6日にかけて株式投資経験のある個人投資家を対象に実施。有効回答数は1000件。

2016/09/21

レクサス、GSに2.0L直噴ターボエンジン搭載「GS200t」を追加


レクサスは21日、GSに2.0L直噴ターボエンジン搭載の「GS200t」を追加設定するとともに、レクサス“F”モデルの4ドアスポーツセダン「GS F」を一部改良し、発売した。

GS200tは、幅広い回転域で最大トルクを生み出す2.0L直噴ターボエンジンと、Mポジション選択時に最短0.2秒で変速する8-Speed SPDSとの組み合わせにより、力強く快適なスポーツ走行を実現した。また、一部改良として、GS200tとGS350の“F SPORT”にトルセンLSDを設定し、スポーツ走行性能を向上させたほか、ボディカラーにはダークグレーマイカを新たに加えた全11色をラインアップした。加えてAMラジオが聴きとりにくい地域でもFM放送でAMラジオの番組が聴けるワイドFMに対応した。

GS Fには、“F”モデル用に開発したNAVI・AI-AVSを標準設定するとともに、スポーツカーを操る楽しさを更に充実させるため、ドライブモードセレクトにカスタマイズモードを新たに設定した。また、ワイドFM対応や、新設定のダークグレーマイカを加え、ボディカラーは全8色をラインアップした。

価格は、GS200tが577万円〜677万7000円、GS Fが1111万円。

2016/09/20

午後の鈍い光の中に浮かぶアントワネットの独房・コンシェルジュリー


セーヌ川に浮かぶサン・ルイ島と橋で繋がったこのシテ島は、パリ発祥の地。

パリの長い歴史を見続けてきたという自負があるのか、朝夕に麗しく光り輝き、その情景に誰もが感動し、かの有名なノートルダム寺院すらも敬意を表するのです。また、輝きは季節を問わず不変ですし、常に柔らかな新雪のような光の中で、神々しく凛とした佇まいを見せるのです。

でも、よそゆきの姿なのでしょうか、それは僅か数分の間だけ…。午後になるとこのように寂しげな景観に装いを変え、セーヌ川河畔に居ずまいを正すのです。そして、シテ島を離れ、ノートル・ダム橋を前にして架かるアルコル橋Pont d'Arcoleに立つと、はるか遠い昔からたゆたうセーヌの水の流れを前にして建つコンシェルジュリーの寂しげな佇まいに出会うのです。

その佇まいを見た旅人の誰もが思います。

“過去に数えきれないほどの哀しみを味わい、その非情な歴史を背負った城館ゆえに、こうして悲しみに満ちた佇まいを見せるのだ…”3つの円錐形の塔を抱く画像のこの城館は、フランス革命終焉の頃、マリー・アントワネットはじめ多数の囚人が収監された場所、コンシェルジュリーLa conciergerieです。

城館は14世紀にフィリップ王の命により建造された宮殿でしたが、14世紀後半に牢獄として使われ始め、18世紀のフランス革命の際には、マリー・アントワネットはじめダントンなど多くの王族、貴族などの旧体制派が収容されました。

当時、その牢獄に収監された人のいずれも死刑になったことで、城館は“死の牢獄”あるいは“ギロチン控えの間”と呼ばれ、誰も寄り付かない恐怖の館と化しました。そして、その歴史の中で、もっとも話題を呼んだのは、1793年1月、夫ルイ16世のギロチンによる処刑に続き、8月2日には妻であるマリー・アントワネットが、この牢獄に移されたことでした。

ヴェルサイユ宮殿に住んでいたルイ16世一家は、一旦はパリのテュイルリー宮殿に身柄を移されますが、8月10日、パリ市民と義勇兵がテュイルリー宮殿を襲撃したことで、マリー・アントワネット、ルイ16世、マリー・テレーズ、ルイ・シャルル、エリザベート王女の国王一家はタンプル塔に幽閉されます。

タンプル塔では幽閉生活とはいえ王家族の団らんの時があったとされ、30人のお針子を雇うなど待遇は決して悪くなかったのです。でも、それは一家の最後となる幸せな時間だったのです。

1793年1月、革命裁判が始まったその20日後の1月21日午前10時22分、夫であるルイ16世はシャルル・アンリ・サンソンの執行により革命広場(現コンコルド広場)に設けられたギロチンで斬首刑に処されます。

そして、半年後、8月2日にマリー・アントワネットはコンシェルジュリー牢獄に収監され、夫同様に裁判が行われます。でも、結果は初めから決まっていたも同然でしたから、裁判は形だけ。タンプル塔から移った2ヶ月後の10月15日に決し、翌10月16日、革命広場においてギロチン処刑台に立たされ、処されたのです。僅か38年という短い生涯でした。

処刑の前日、アントワネットはルイ16世の妹エリザベト宛てにこう書き残しました。

「犯罪者にとって死刑は恥ずべきものだが、無実の罪で断頭台に送られるのなら恥ずべきものではない」

そして、遺書を書き終えた彼女は、朝食についての希望を部屋係から聞かれると「何もいりません。全て終わりました」と述べたと言われます。それは38歳の若さにも関わらず、自分という世界を持っていた女性ゆえの言葉でした。

このように自分を見失うことのなかった彼女は、裁判でも、また、断頭台に立つその時までも自分の罪を認めず、最期まで凛として自分のプライドを守りました。そして、自分の生き様に自信すらあったアントワネットでしたから、自分の死後(30年以上を経過するのですが)、「パンがなければ…」の一連の発言をはじめとする、自分に対する悪評の殆どが中傷やデマだということが判明し、名誉が回復することを知っていたのかもしれません。

また、身長154cm、ウエスト58cm、バスト109cmという素晴らしい肢体だけではなく、可憐さも残るその美しさで人々を魅了した彼女でした。なかでも美しいものに対しての優れた審美眼に誰もが脱帽し、尊敬されもしたのです。

そのひとつが、社交界では常に人目を引くデザインのドレスをまとったことでした。ナイスボディだったこともありますが、美的センスに優れていたことで、そのファッションは素晴らしく、男性の目を引き、女性たちの憧れの的となったのです。ですから、年間170着のドレスを新調させたというのも、同性としては理解できますし、納得できます。

そして、このような贅沢な生活をしていたことを、最後は庶民を欺く行為として非難されましたが、でも、晩年には“不幸になって初めて、人は本当の自分が何者であるかを知るものです”という今までにない殊勝な言葉を発し、それまでの私生活を嘆くアントワネットの姿…。

フランス革命の勃発の原因を作ったとされるアントワネットの節操のない私生活振りは、ともかく、後年、悪評のその多くが中傷とデマによるものであったことが解明されたことは、天国にいる当人はもちろん、彼女のファンの多くが喜んだと思います。

《註:文中の歴史や年代などは各街の観光局サイト、取材時に入手したその他の資料、ウィキペディアなど参考にさせて頂いています》

(トラベルライター、作家 市川 昭子)

2016/09/14

小中学生の1番好きな教科・苦手教科は「算数/数学」

バンダイはこのほど、「小中学生の勉強に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。

小中学生を対象に好きな教科・苦手な教科を聞いたところ、小中学生ともに、好きな教科・苦手な教科の1位は「算数/数学」となった。「算数/数学」が好きと回答した理由には「計算が好き・得意だから」という声があがった一方、苦手と回答した理由としても「計算が苦手・嫌いだから」という声があがり、「計算」が好きと苦手の分岐点となっていることが分かった。

小中学生ともに苦手な教科第2位は「国語」だった。苦手と回答した理由として、「漢字が嫌いだから」「読解問題が苦手だから」など、文章の読み解きに苦手意識を持っていることが伺える。

好きな教科を小学生・中学生別に見てみると、小学生は「図画工作」「音楽」など座学以外の教科が 上位3位にランクインしている一方で、中学生では「社会」「理科」がランクインした。

苦手な教科は、小学生では1位の「算数」に次いで、2位が「国語」、3位が「体育/保健体育」となり、中学生では1位が「数学」、2位が「国語」、3位が「英語」という結果となった。

※画像をクリックして拡大
(出所:バンダイ)

普段、学校以外で勉強している場所についてお子さんに聞い たところ、「自宅のリビング・ダイニング」(53.7%)が最も多く、「自分の部屋」(25.0%)、「塾」(6.4%)の順に多かった。

小学生・中学生別に見てみると、小学生では64.2%が「自宅のリビング・ダイニング」で学習しているこ とが分かり、その理由として「両親や兄弟に勉強を教えてもらうから」「安心するから」などコミュニケーションがとれる環境での勉強が支持されている結果となった。

中学生になると、「自分の部屋」(39.7%)、「塾」(12.3%)が小学生よりも高かった。「自分の部屋」「塾」と回答し た理由の多くは、「1人で集中できるから」「静かだから」など、集中できる環境を求めていることが分かった。また、小学生と比較するとポイント数は下がるものの、中学生にも「自宅のリビング・ダイニング」(32.7%)での勉強も支 持されており、リビング学習が浸透していることが読み取れる。

調査は、2016年7月8日〜7月10日にかけて、小学1年生〜中学3年生の子どもを持つ親(子どもと一緒に回答できる人)を対象に実施。サンプル数は900人。

2016/09/12

訪日外国人はどこにお金を落としているのか?

財務省が9月8日に発表した7月の国際収支状況(速報)によると、訪日外国人旅行者の増加で旅行収支は1996年以降で過去最高の3250億円でした。旅行収支は訪日外国人による消費を反映するものですので、海外から来た観光客がそれだけ日本にお金を落としてくれたことになります。

その一方で、三越伊勢丹ホールディングスは三越千葉店の営業を2017年3月に終了すると発表しました。数年前は訪日外国人の高額品の買い物で潤った百貨店の状況は芳しくありません。この要因の一つとしては中国政府が中国外で購入した商品に課す関税を引き上げたことが挙げられます。中国人観光客が日本で大量の買い物をする「爆買い」にストップをかけたのです。加えて為替相場で円高が進行したことも影響しているかもしれません。

旅行収支は過去最高なのですから、訪日外国人の消費が高額品の買い物から別のものに移行したわけです。観光庁の資料によると消費の比率が高いのは宿泊料金、飲食費、買物代ですが、昨年と比較して金額が増えたものは宿泊料金、飲食費、交通費、娯楽サービス費であり、買物代は減少しています。宿泊料金と飲食費の増加は観光客の増加に比例するでしょうが、観光客が増えたのに買物代が増えていないのは、買物代の単価が下がったことを意味します。

訪日外国人の購入率が高いのは菓子類やその他食料品・飲料・酒・タバコだそうで、化粧品や医薬品、トイレタリーなども人気があるようです。また、日本に来る外国人が最も期待していることは日本食を食べることだそうで、かつてのように高額品の買い漁る「爆買い」は異常であり、正常な状態に戻ってきたという解釈もできそうです。

訪日外国人に評価の高い食事は寿司が定番ですが、ラーメンや肉・魚料理も人気が高いようです。評価の高い飲食店を運営する会社は上場していないことが多く、またサッポロライオンのように訪日外国人を取り込んでいても、親会社のサッポロホールディングス(2501)における外食部門の売上は本業の酒類に比較して小さいという場合もあります。とはいえ、カルビー(2229)、花王(4452)、資生堂(4911)、コーセー(4922)などはインバウンド需要の恩恵を受けそうです。

(eワラント証券 投資情報室長 小野田 慎)

※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。

2016/09/09

eワラント証券、「東証マザーズ指数eワラント」の取り扱い開始

eワラント証券は、個人投資家向けカバードワラント「eワラント」の新規銘柄として、「東証マザーズ指数eワラント」の取り扱いを9月26日より開始する。

東証マザーズ指数eワラントは、東証マザーズ指数を対象とするeワラントで、実質的に東証マザーズ指数を対象としたオプション取引ができる。

東証マザーズ指数の上昇時に値上がりが見込める「コール」と、東証マザーズ指数の下落時に値上がりが見込める「プット」の2種類があり、それぞれ権利行使価格が異なる3銘柄をラインアップする。

数千円程度の小額の資金から東証マザース指数に間接的に投資できる、追証がなく最大損失は投資元本に限定される、プットを活用することで保有株式のヘッジなどに活用できるといった特徴がある。
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