ホンダ、スーパースポーツバイク「CBR600RR」発売



本田技研工業は、水冷・4ストローク・DOHC・直列4気筒599ccエンジンを搭載したスーパースポーツモデル「CBR600RR」を9月25日に発売する。

CBR600RRは、市販車によるプロダクションレースのベースモデルとしての高いポテンシャルを日常でも楽しめるようジャストサイズのスーパースポーツモデルとして開発された。従来モデルからの特徴である高出力かつ扱いやすい出力特性と俊敏なハンドリングにさらに磨きをかけ、サーキット走行での優れた動力性能とワインディングなど公道での扱いやすさを高次元で両立させ、「操る喜び」をより追求した。

パワーユニットは、カムシャフトやクランクシャフトなどの材質を変更することで、最高出力の発生回転数を14,000rpmに引き上げた。吸気系ではスロットルボア径の大径化やインレットポート形状の変更し、排気系ではエキゾーストパイプ各部のサイズや板厚の適正化などを図り、併せてバルブタイミングを見直すことで吸排気効率をより向上させ、89kWの最高出力を達成した。

また、ファンライディングをサポートする最新の電子制御技術を採用。スロットルグリップ操作に対してより緻密なスロットルバルブの制御を行う「スロットルバイワイヤシステム(TBW)」により、走行状況やライダーの好みに合わせて走行フィーリングを任意に選択できる「ライディングモード」を搭載した。

スタイリングは、サーキットでの運動性能を追求した空力性能と機能美を併せ持つ外観とし、前面ならびに側面投影面積の最適化とクラス最小のCD値により、防風性能の向上と俊敏なハンドリングの実現に寄与。効果的にダウンフォースを発生させるウイングレットを左右のフロントカウル前方側面に配し、コーナーへの進入時や加速旋回における安定感をより高めた。

価格は160万6000円。