ポルシェ、ジュニアドライバー育成プログラムを実施


ポルシェ Mobil 1 スーパーカップ 2011年シーズン

ポルシェAGは、国際若手ドライバー育成プログラムを実施することを発表した。

2012年シーズン以降、2人の若手ドライバーを、1年目にはポルシェ ジュニアとしてカレラカップ ドイツでサポートする。ポルシェは多額のシーズン予算を準備する予定で、対象となる若手ドライバーは自らチームを選ぶことができる。ジュニアコーチがレース以外にもサーキットでのトレーニングを指導する。このプログラムは4年間継続される予定。

実力が十分なレベルに達したと判断されれば、2年目からF1のサポートレースとして開催される世界最速国際ワンメイクレースのポルシェ モービル1スーパーカップに出場できる。

また同時に、カレラカップ ドイツからGTキャリアをスタートさせることになる才能ある若手ドライバーを発掘する。資金面でのサポートだけでなく、適用されるトレーニングプランについての適性テストが常時行われ、メディアトレーニングやスポンサーへの協力義務もプログラムの一環として組み込まれる。

ポルシェ モータースポーツを率いるハートムート・クリステンは、「長期若手ドライバー育成プログラムにより、非常に優れたポルシェ ジュニアチームの伝統を受け継いでいくつもりです」と話す。「私達にとって、才能ある若者をサポートすることは未来への投資となります。 LMP1プロジェクトに合わせて、ドライバーの布陣の拡充を考えています。 プロトタイプレースへのワークスの貢献だけでなく、GTレースにも力を入れて、未来のワークスドライバーとともにカスタマーチームのサポートも図ります」

1997年以来、ポルシェはモータースポーツでのフレッシュマン支援を推し進めてきた。現在、ポルシェのワークスドライバーであるティモ・ベルンハルト、 マーク・リーブ、パトリック・ロングは、ポルシェ ジュニアの出身者だ。最近では、2011年にマルコ・ホルツァーがポルシェ ジュニアからワークスドライバーに昇格しており、その他にもダーク・ミューラー、ルーカス・ルール、マイク・ロッケンフェラーなどのドライバーが、 この育成プログラムから育っている。

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