東京五輪観戦、タイムシフト視聴は若い人ほど「スマホ」を利用


ニールセンデジタルはこのほど、消費者のスポーツコンテンツ視聴についての分析結果を発表した。

東京オリンピック・パラリンピックを「観戦するつもり」と答えた人はインターネット利用者の53%で、リアルタイム視聴意向、タイムシフト視聴意向ともに44%となった。

パソコンやスマートフォンなどのデジタルデバイスで観戦する予定の人は、リアルタイム視聴では15%だったのに対し、タイムシフト視聴では43%だった。

タイムシフト視聴で観戦する際に使用するデバイスを世代別にみると、年齢が上がるにつれて「パソコン」を選ぶ人が多く、逆に年齢が下がるにつれて「スマートフォン」が多くなった。特に、15-34歳ではスマートフォンを選ぶ割合が36%とパソコンの24%よりも多かった。

(出所:ニールセンデジタル)

先日行われたラグビーワールドカップを観戦した人はインターネット利用者の42%で、リアルタイム視聴が39%、タイムシフト視聴が34%だった。観戦に使用したデバイスは、リアルタイム視聴、タイムシフト視聴ともに「テレビ」が最も多かった。デジタルデバイスで観戦した人はリアルタイム視聴では13%だった一方、タイムシフト視聴では27%だった。

ラグビーワールドカップに関心を持ったタイミングは、開催前から関心を持っていた人が最も多く22%だった。日本代表チームの試合が行われるごとに関心を持つ人が増加し、最終的には開催前の約2倍の43%まで上昇した。

ラグビーワールドカップを観戦した理由は、「日本代表の試合なので応援したいと思ったから」が52%で最も多く、次いで「日本開催だから」が38%、「周囲が盛り上がっていたから」が29%だった。「もともとラグビーが好きだから」という理由で観戦していた人は16%だった。