フィッシング詐欺、Amazonかたるフィッシングが半数以上


フィッシング対策協議会によると、同協会に寄せられた2019年11月のフィッシング報告件数 (海外含む) は7760件で、10月より274件減少した。

(出所:フィッシング対策協議会)

Amazonをかたるフィッシングが全体の半数以上を占め、同ブランドをかたるフィッシングサイトの中には無料のDDNS(ダイナミックDNS)サービスを使って短時間でURLを変えるものが確認された。

ショートメッセージ(SMS)によるフィッシング(スミッシング)の報告も倍増した。特に、金融機関をかたるフィッシングが増え、誘導先のフィッシングサイトでワンタイムパスワードを入力した後、振込限度額を上限まで引き上げられて不正送金される被害が発生しているという。また、宅配業者の不在通知を装うSMSや詐欺メールの報告も続いている。

同協会は、ログインを促すメールやSMSを受信した際は、正規のアプリやブックマークした正規のURLからサービスへログインして情報を確認するよう注意を呼びかけている。