マネックス証券はこのほど、日本、米国、中国(香港)の個人投資家を対象とした相場環境に対する意識調査を実施し、その結果をまとめたレポート「MONEX グローバル投資家サーベイ 2018年12月調査」を発表した。
日本の個人投資家に日経平均およびダウ平均の2019年の高値および安値の予想を尋ねたところ、日経平均の高値予想は「2万4000円〜2万6000円」が約44%で最も多かった。安値予想は「1万9000円〜2万1000円」が約44%で最も多かった。ダウ平均の高値予想は「2万6000ドル〜2万8000ドル」が約32%と最も多く、安値予想は「2万2000ドル〜2万4000ドル」が約31%で最も多かった。
ビットコインなどの仮想通貨へ投資している個人投資家の割合は、日本が11.5%、米国が15.7%、中国(香港)が10.0%となった。日本は2017年6月の調査開始以来、過去最高となった一方、米国と中国(香港)の投資家の仮想通貨に投資している割合は前回6月調査から低下した。
日本、米国、中国(香港)の個人投資家に、今後3ヶ月程度の世界の株式市場の見通しについて尋ねたところ、「上昇すると思う」と回答した割合から「下落すると思う」と回答した割合を引いた見通しDIは、日本が前回6月調査比18ポイント低下の4、米国が同8ポイント低下の10、中国(香港)が同9ポイント増加の7となった。
調査は、2018年11月26日〜12月7日にかけてマネックス証券に口座を開設している日本の個人投資家564人、TradeStation Securities, Inc.で取引をする米国の個人投資家102人、Monex Boom Securities (H.K.) Limitedで取引をする香港の個人投資家375人から回答を得た。