スマホ利用率は日本77.9%、米国93.0% 15.1ポイント差


MMD研究所はこのほど、オークネット総合研究所と共同で「日本とアメリカにおけるスマートフォン中古端末市場調査」を実施し、その結果を発表した。

現在メイン利用している携帯電話端末を聞いたところ、日本のスマートフォン利用率は77.9%、アメリカのスマートフォン利用率は93.0%となり、その差は15.1%だった。フィーチャーフォン利用率は、日本で17.7%、アメリカは3.3%でその差は14.4%だった。


スマートフォン・携帯電話を所有していると答えた人に、現在利用している端末の購入・入手方法を聞いたところ、「新品の端末を購入した」という割合は、日本では93.9%、アメリカは78.5%だった。中古端末(修理・整備された中古端末を含む)の購入割合は、日本では4.5%、アメリカは13.0%となった。日本の中古端末割合は、2016年4月に行った調査の1.8%から2.7ポイント上昇した。

以前利用していた端末の処分方法は、日本では「自宅保管」が最も多く60.7%、「キャリア下取り」が20.6%、「中古買取店へ売却」が5.2%だった。2017年4月の同様の調査と比較すると、「自宅保管」が55.0%から5.7%増、「キャリアの下取り」は25.8%から5.2%減、「中古買取店への売却」が3.9%から1.3%増となった。

アメリカでは、「キャリアの下取りサービス」(20.7%)と「中古買取店への売却」(5.4%)は日本とほぼ割合が変わらなかった。「自宅保管」は日本より17.0%少なく43.7%、「家族・友人に譲った」は日本より10.7%多い12.3%となり、大きな差が見られた。

スマートフォン・携帯電話を「自宅で保管している」と答えた人に、その理由を尋ねたところ、日本では「個人情報の流出が心配で手放せない」が31.0%で最も多く、アメリカでは「いつか使うかもしれないから(譲る予定を含む)」が28.2%で最も多い結果となった。

新品端末購入者と中古端末購入者に現在のスマートフォン・携帯電話の月額料金を聞いたところ、日本では新品端末購入者の最も多い金額のレンジは「5,000円以上10,000円未満」で42.6%となった。中古端末購入者の最も多い金額のレンジは「3,000円未満」で36.4%だった

アメリカでは、新品端末、中古端末購入者どちらも最も多い金額のレンジは「5,000円以上10,000円未満」でそれぞれ37.2%と44.9%だった。

調査は、2017年12月15日~12月21日にかけて、日本在住の15歳~69歳の男女1,007人とアメリカ在住15歳~69歳の男女1,241人を対象に実施した。