積立NISA口座、今年中の投資金額「30万〜40万円以下」が最多


野村證券はこのほど、個人投資家を対象に投資動向に関するアンケート調査を実施し、「ノムラ個人投資家サーベイ(2018年1月)」を発表した。

現行のNISA(少額投資非課税制度)口座の開設状況と、積立NISA口座の開設の申請状況を尋ねたところ、「NISA口座をすでに開設済みである」が61.5%だった。「積立NISA口座をすでに開設済みである」、「現在、積立NISA 口座開設の申請中である(NISA口座からの切り替えを含む)」、「今後、積立NISA口座開設を申請する予定である」との回答の合計は5.3%だった。一方、「今後、NISA口座、積立NISA口座のいずれも開設をする予定はない」は27.4%だった。

「積立NISA口座をすでに開設済みである」、「現在、積立NISA口座開設の申請中である (NISA口座からの切り替えを含む)」、「今後、積立NISA口座開設を申請する予定である」と回答した人を対象に、今年中(2018年12月末まで)に積立NISA口座内で予定している投資金額とその運用原資を尋ねたところ、投資金額は「30万~40万円以下」が24.5%で最多。運用原資は「預貯金」が39.6%で最も多く、「株式」が28.3%、「投資信託」が26.4%、「給与・賞与」が22.6%と続いた。

(出所:野村證券)

3カ月後の株価見通しについて、「上昇する」と答えた割合から「下落する」と答えた割合を引いた「ノムラ個人市場観指数」は49.6と前月比21.0ポイント上昇した。調査時の日経平均株価は23,849.99円と前回調査時を911.26円上回った。

3カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円高ドル安を見込む回答比率は47.6%となり、前月比14.9ポイント低下した。

調査は、2018年1月9日〜1月10日にかけて株式投資経験のある個人投資家を対象に実施。有効回答数は1000件。