つみたてNISA、認知度は3割 「よくわからない」が半数以上


マネックス証券はこのほど、個人投資家を対象とした相場環境に対する意識調査を実施し、その結果をまとめたレポート「MONEX 個人投資家サーベイ 2017年9月調査」を発表した。

個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の利用状況は、「名称も制度の内容も知っている」が51%と約半数を占めた。そのうち、iDeCoの口座を開設し利用している人は15%だった。

「iDeCoの口座を開設したが利用していない」または「iDeCoの口座を開設していない」と回答した人にその理由を尋ねたところ、「興味がない、必要性を感じない」が最も多かった。

2018年1月から新たに始まる非課税制度「つみたてNISA」について、約3割が「名称も制度の内容も知っている」と回答した。約6割は「つみたてNISA」の制度内容について「よくわからない」と回答し、制度の認知と普及が必要であることが分かった。


「上昇すると思う」と回答した割合から「下落すると思う」と回答した割合を引いた今後3ヶ月程度の世界の株式相場に対する見通しDIは、日本株は前回調査時(2017年6月)から6ポイント増加の14、米国株は同10ポイント低下の-2、中国株は増減なしの-23となった。

今後3ヶ月程度の米ドル/円相場の見通しについて、円高を見込む層は40%となり、前回調査の36%から増加した。

調査は、2017年9月1日〜9月4日にかけて、マネックス証券に口座を開設している個人投資家486人から回答を得た。