男性新入社員の約6割、女性新入社員の約8割が「30時間以上の残業は許容できない」と考えていることが、産業能率大学の調査で分かった。
今年度の新入社員に1ヵ月の残業時間は何時間程度なら許容できるか尋ねたところ、全体では「11~20時間」が27.9%で最も多く、次いで「21~30時間」が24.9%だった。0〜30時間と回答した割合の合計は約7割となった。
(出所:産業能率大学)
いつまで働きたいか聞いたところ、男性の41.2%が「60歳を超えても働きたい」と回答した一方、女性は15.5%と2割以下にとどまった。
また、転勤については、「一度も転勤せずに同じ場所で働きたい」が28.0%で最も多く、次いで「転居を伴う場合でも期間限定なら」が27.6%、「転居を伴わないのであれば転勤してもよい」が19.6%と続いた。「転居の有無、期間に関係なく転勤してもよい」は24.7%で、4人に1人が無条件に転勤を許容できると回答した。
同調査は、2017年3月28日〜4月12日にかけて、産能マネジメントスクールが開催する「新入社員セミナー」に参加した新入社員519人(男性356人・女性163人)から回答を得た。