2017/05/09

デザインの話題「ヘルベチカとハンバーガー」


フォント(書体)の重要性は自明のことかと思います。そしてWeb上には多種多様なフォントが散見しています。さて、みなさんはフォントを選ぶときにどの文字を見て良し悪しを決めているでしょうか。aですか?bですか?それともZですか? 遡ること1956年、フォントの良し悪しを決める指標として一つの単語が確認されています。それが「Hamburgers」であり、最も有名なフォントの一つである『Helvetica』が生まれる過程で使われていた指標なのです。

TOYOTAやPanasonic、Microsoftなど多くの企業ロゴに使われている『Helvetica』は、スイスのハース鋳造所でエドワード・ホフマンとマックス・ミーディンガーによってデザインされました。そのデザインが決まっていく過程が記された手紙が残っており、ホフマンはミーディンガーにこう伝えています。「一番気にしているのはHamburgersという文字の並びです。この単語を組むと一般的によく使われる文字のバリエーションがすべて含まれていることがわかります。この単語をもっとも発言力のあるビューラー氏に見せ、意見をもらいたい。」この文章からHamburgersという単語がいかに重要な指標であったかが読み取れますね。

みなさんもフォントを選ぶ際にはHamburgersと打ってみるとよいかもしれませんね。

(Betonacox Design)
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