モノづくりとVR



インターネットが普及し、情報が瞬時にやりとりできるようになり、それ以前に比べてビジネスのスピードが著しく早くなったことは周知の事実かと思います。最近ではモノづくりの分野においてさらにスピードが早くなってきています。3Dプリンターの登場により、比較的安い初期投資で試作品を自前で即座に作ることができるようになりました。5万円台で購入できるレーザー加工機も気になるところです。(http://www.smartdiys.com/fabool-laser-mini/

そして、さらにスピードを早くするものとしてVRが注目されています。Oculus RiftやHTC Viveといったヘッドマウントディスプレイを装着し、仮想の空間に没入することができます。VRの使い道は試作品を作らずともモノの出来栄えを確認することだけではありません。まだ技術確立もされていない、これから開発しようとする世にない製品の嬉しさ(UX)を検証することができるのです。将来に向けて企画している商品が体感できるVRコンテンツを作ることで、プロジェクトのかなり早い段階からユーザアンケートをとることができ、投資をして開発を進めていく価値があることを実証することができます。

VRに興味を持たれた方は「VR コンテンツ 制作」で検索すると、あまり多くはありませんがいくつか依頼先が出てきます。また最近ではコンピュターやデザインの専門学校でVRを扱う学生さんが出てきているので、学校に制作を依頼されたり、またはそういう学生さんを採用するのも良いかと思います。

(Betonacox Design)