有給休暇、7人に1人が「一度も取得していない」


クリエイティブサーベイが実施した「有給休暇に関する調査」によると、有給休暇を一度も取得していない人は15%を占め、消化率が半分に満たない人が過半数に達することが分かった。 

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(出所:クリエイティブサーベイ)

約6割が有給休暇を取得しづらいと感じており、そのため繁忙期を避けたり日程を変更して有給休暇を取得している。一方、取得のしづらさからか、有給休暇を取得しなかったり、日数を減らすといった声も多く挙がった。

「有給休暇を取得する際に暗黙のルールは存在するか」と尋ねたところ、男女ごとに異なる結果となった。男性は「入社1年目は有給休暇を取得できない」、女性は「休暇中に何をするのか(したのか)報告しないといけない」など、性別によって気になる部分が異なることが分かった。また、「上司から来月は何日に消化していいからと日数を指定されるが希望日に取れるとは限らない」や「うるさい上司がいる」など、人間関係も有給休暇の取得には重要なポイントとなることが分かった。 

有給休暇中に個人の携帯に仕事の電話が掛って来た場合、「すぐに電話に出る」が約41%で最も多かった。次いで「数コール待ってから電話に出る」が約25%、「その場ではすぐに出ず、少し待ってから掛け直す」が約12%だった。

会社の携帯に電話が掛かってきた場合、「すぐに電話に出る」が31%で個人用携帯の場合と同様で最多だった。

有給休暇中に個人の携帯へメールやメッセージが来た場合の対応について聞いたところ、「しばらく経ってからその日の間に返事をする」が40%で最も多く、次いで「すぐに返事をする」が30%だった。電話に限らずメールでも、休暇中などに関わらず当日中に返そうとする人が多いことが分かった。

調査は、2016年9月下旬、20代〜40代の男女600人を対象に実施した。