新しい日本株株価指数「知らない」75%


野村證券はこのほど、個人投資家を対象に投資動向に関するアンケート調査を実施し、「ノムラ個人投資家サーベイ(2016年9月)」を発表した。

3カ月後の株価見通しについて、「上昇する」と答えた割合から「下落する」と答えた割合を引いた「ノムラ個人市場観指数」は30.6と2ヶ月連続で下落した。調査時の日経平均株価は17,037.63円と前回調査時を401.86円上回った。

3カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円高ドル安を見込む回答比率は47.5%となり、前月比で4.4ポイント上昇した。

最近1年間で作成された新しい日本株株価指数を5項目挙げ、その認知度を尋ねたところ、「どれも知らない」と答えた回答者は756人と全体(1000人)の4分の3を占めた。


(出所:野村證券)

各新しい日本株株価指数に対して、投資判断を行う際の参考として利用している、あるいは将来利用したいと思っているかを聞いたところ、回答数は「ジャパン高配当利回りインデックス」が96人、「日本株最小分散インデックス」は81人、「設備・人材投資指数、日本株人材設備投資指数、企業価値分配指数、Japan積極投資企業200インデックス」は47人、「JAPAN クオリティ150インデックス」は42人、「ジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数」は、41人となった。「どれも利用したくない」は292人、「わからない」は478人に達した。

調査は、2016年9月5日〜9月6日にかけて株式投資経験のある個人投資家を対象に実施。有効回答数は1000件。