小中学生の1番好きな教科・苦手教科は「算数/数学」


バンダイはこのほど、「小中学生の勉強に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。

小中学生を対象に好きな教科・苦手な教科を聞いたところ、小中学生ともに、好きな教科・苦手な教科の1位は「算数/数学」となった。「算数/数学」が好きと回答した理由には「計算が好き・得意だから」という声があがった一方、苦手と回答した理由としても「計算が苦手・嫌いだから」という声があがり、「計算」が好きと苦手の分岐点となっていることが分かった。

小中学生ともに苦手な教科第2位は「国語」だった。苦手と回答した理由として、「漢字が嫌いだから」「読解問題が苦手だから」など、文章の読み解きに苦手意識を持っていることが伺える。

好きな教科を小学生・中学生別に見てみると、小学生は「図画工作」「音楽」など座学以外の教科が 上位3位にランクインしている一方で、中学生では「社会」「理科」がランクインした。

苦手な教科は、小学生では1位の「算数」に次いで、2位が「国語」、3位が「体育/保健体育」となり、中学生では1位が「数学」、2位が「国語」、3位が「英語」という結果となった。

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(出所:バンダイ)

普段、学校以外で勉強している場所についてお子さんに聞い たところ、「自宅のリビング・ダイニング」(53.7%)が最も多く、「自分の部屋」(25.0%)、「塾」(6.4%)の順に多かった。

小学生・中学生別に見てみると、小学生では64.2%が「自宅のリビング・ダイニング」で学習しているこ とが分かり、その理由として「両親や兄弟に勉強を教えてもらうから」「安心するから」などコミュニケーションがとれる環境での勉強が支持されている結果となった。

中学生になると、「自分の部屋」(39.7%)、「塾」(12.3%)が小学生よりも高かった。「自分の部屋」「塾」と回答し た理由の多くは、「1人で集中できるから」「静かだから」など、集中できる環境を求めていることが分かった。また、小学生と比較するとポイント数は下がるものの、中学生にも「自宅のリビング・ダイニング」(32.7%)での勉強も支 持されており、リビング学習が浸透していることが読み取れる。

調査は、2016年7月8日〜7月10日にかけて、小学1年生〜中学3年生の子どもを持つ親(子どもと一緒に回答できる人)を対象に実施。サンプル数は900人。