SIMフリースマホ、約4割が大手キャリアSIMを利用


MM総研はこのほど、SIMロックフリースマートフォン(以下、SIMフリースマートフォン)利用者の購入実態および満足度についての調査結果を発表した。

SIMフリースマートフォンに利用しているSIMカードの種類について尋ねたところ、「MVNO SIMカード」が54.0%、「大手キャリアのSIMカード」が38.9%、「海外のSIMカード」が1.9%となった。必ずしもSIMフリースマートフォンとMVNO SIMカードをセットで使うのではなく、大手キャリアのSIMカードを利用しているユーザーも4割程度存在することが分かった。


SIMフリースマートフォンを購入した際に参考にした情報は、「インターネット(各種情報・掲示板・SNSなど)」が35.6%、「MVNOサービス提供会社のHP」が18.7%、「店員の話」が9.7%、「家族・知人からの情報」が9.0%となった。

SIMフリースマートフォンの平均購入価格は32,418円だった。「購入価格がわからない」と回答したユーザーを除いて補正した価格帯別の構成比でみると、「(25,000円以上)30,000円未満」が12.4%で最も多く、次いで「(30,000円以上)35,000円未満」が11.2%だった。「20,000円未満」の累積パーセントが35.1%と全体の3分の1を占め、「30,000円未満」の累積パーセントは56.8%となった。「50,000円未満」では81.9%となっており、大手キャリアの端末一括購入価格と比較すると低い価格で購入している傾向が明らかとなった。

SIMフリースマートフォンを購入した際にどのような項目を重視したか聞いたところ、「大変重視した」「やや重視した」を合計した割合が最も高かったのは「端末価格」で70.1%だった。次いで「画面サイズ」、「LTE対応・通信速度」、「端末の操作性・使いやすさ」、「データ容量(ROM)」の順となった。

購入後の総合利用満足度は61.1%だった。利用満足度が最も高かった項目は、「画面サイズ」で56.8%となった。次いで「端末の操作性・使いやすさ」、「LTE対応・通信速度」、「ディスプレイ解像度」、「端末価格」の順となった。  

現在利用しているSIMフリースマートフォンの他人への推奨度について質問したところ、「勧めたい」が52.3%となり、「勧めたくない」(13.3%)の約4倍と高くなった。