「ジュニアNISA」認知度7割、口座開設は1割にとどまる


マネックス証券はこのほど、個人投資家を対象とした相場環境に対する意識調査を実施し、その結果をまとめたレポート「MONEX 個人投資家サーベイ 2016年4月調査」を発表した。

2016年4月1日から運用が開始されたジュニアNISAの認知度は約7割だった。しかしながら、家族に未成年がいる個人投資家に、その家族がジュニアNISA口座を開設したかを尋ねたところ、開設済または開設手続き中なのは1割にとどまった。ジュニアNISA口座を開設しない理由は「必要性を感じない」が最多で、以下、「開設手続きが面倒」「学資保険など、別の金融商品で運用している」という順で多かった。


1年前と比較した家計の引き締め状況を調査したところ、約4割が1年前と比較して家計を引き締めていると回答した。引き締めている費用は「趣味娯楽費用」「外食費」「食費」「衣服代」などが上位に挙がった。

「上昇すると思う」と回答した割合から「下落すると思う」と回答した割合を引いた今後3ヶ月程度の世界の株式相場に対する見通しDIは、日本株は前月比16ポイント低下の-7、米国株は同9ポイント上昇の47、中国株は同4ポイント上昇の-48となった。

今後3ヶ月程度の米ドル/円相場の見通しについて、円高・ドル安を見込む層は55%となり、2010年10月調査時と並び過去最高となった。

調査は、2016年4月8日〜4月11日にかけて、マネックス証券に口座を開設している個人投資家692人から回答を得た。