1年後の物価「変わらない」個人投資家の4割


野村證券はこのほど、個人投資家を対象に投資動向に関するアンケート調査を実施し、「ノムラ個人投資家サーベイ(2016年1月)」を発表した。

3カ月後の株価見通しについて、「上昇する」と答えた割合から「下落する」と答えた割合を引いた「ノムラ個人市場観指数」は前月比で2.0ポイント上昇し55.4となった。調査時の日経平均株価は18,450.98円と前回調査時を1,247.17円下回っており、今後の株価反発を見込む回答者が増加した。

3カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円安ドル高を見込む回答比率は51.4%となり、前月比で5.5ポイント上昇した。

日頃よく購入する物やサービスの価格について、今から1年後にはどのように変化すると思うかをたずねたところ、「変わらない」との回答が41.9%と前月比で3.5ポイント上昇した。一方、「上がる」は同1.7ポイント低下の43.6%、「下がる」は同1.8ポイント低下の14.5%となった。


(出所:野村證券)

調査は、2016年1月4日〜1月5日にかけて株式投資経験のある個人投資家を対象に実施。有効回答数は1000件。