マネックス証券はこのほど、個人投資家を対象とした相場環境に対する意識調査を実施し、その結果をまとめたレポート「MONEX 個人投資家サーベイ 2015年11月調査」を発表した。
「上昇すると思う」と回答した割合から「下落すると思う」と回答した割合を引いた今後3ヶ月程度の世界の株式相場に対する見通しDIは、日本株は前月比16ポイント上昇の42、米国株は同1ポイント上昇の43、中国株は同5ポイント上昇の-46となった。
今後3ヶ月程度の米ドル/円相場の見通しについて、円安・ドル高を見込む層は62%となり16ポイント上昇した。一方、円高・ドル安を見込む層は14%で前月より9ポイント低下した。
個人投資家に冬の賞与の用途を尋ねたところ、最も多かったのは「預貯金」、次いで「資産運用・投資」となり、消費よりも貯蓄や投資に回したいと考えている人が多いことが分かった。また、「資産運用・投資」に使おうと考えている人に具体的な投資商品を聞いたところ、「日本株」や「投資信託」、「国内ETF」といった商品の人気が高かった。
冬の賞与のうち「資産運用・投資」に利用する割合は、「1割~3割」(29.0%)との回答が最も多く、次いで「3割~5割」(22.1%)と、比較的少ない割合を投資に回そうと考えている人が多かった一方で、2 割弱は賞与の7割以上を投資に使うと回答しており、賞与の多くを投資に回す考えの人も一定数いることが分かった。
また、昨年と比較して今年の冬の賞与のうち「投資に使う割合を増やす」(42.9%)との回答が最も多く、次いで「資産運用・投資に使う割合は変わらない」(37.3%)となり、投資に対する積極的な姿勢を強めていることが伺える。
調査は、2015年11月6日〜11月9日にかけて、マネックス証券に口座を開設している個人投資家956人から回答を得た。