ドイツ Netztransparenz(https://www.netztransparenz.de/de/EEG-Umlage.htm)の発表によると、EEG(再生可能エネルギー法)に基づく再エネ賦課金単価は、2015年6.170ct/kWh から2016年6.354ct/kWh(約3%増)になるとのこと。
添付のグラフにあるように、ドイツでは、2000年のEEG施行後、再エネ賦課金単価は、前回(2014年→2015年)初めて低下に転じたが、今回(2015年→2016年)再び上昇に転じ、過去最高となった。
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(出所: https://www.netztransparenz.de/de/file/20151015_Veroeffentlichung-EEG-Umlage-2016.pdf )
ドイツの一般家庭の年間消費量を3,500kWhとすると、2016年でのドイツの再エネ賦課金は、次の式により、月々2,500円程度と計算される。為替レートは本日時点のもので、1ct=1.35126円とした。
6.354セント/kWh × 3,500kWh/年 ÷ 12月 × 1.35126円/セント = 2,504.2円/月
因みに、日本の場合は、2015年度の再エネ賦課金単価は1.58円/kWhで、標準家庭(月の電力使用量が300kWh)では月額474円となる。
(NPO法人社会保障経済研究所代表 石川 和男 Twitter@kazuo_ishikawa)
※筆者は「Gadgetwear」のコラムニストです。 本稿は筆者の個人的な見解です。