「家族と相続の話をしている」70歳超でも4割にとどまる


マネックス証券はこのほど、個人投資家を対象とした相場環境に対する意識調査を実施し、その結果をまとめたレポート「MONEX 個人投資家サーベイ 2015年8月調査」を発表した。

「上昇すると思う」と回答した割合から「下落すると思う」と回答した割合を引いた今後3ヶ月程度の世界の株式相場に対する見通しDIは、日本株は前月比変わらずの36、米国株は同13ポイント低下の15、中国株は同2ポイント上昇の-68となった。

今後3ヶ月程度の米ドル/円相場の見通しについて、円安・ドル高を見込む層は62%となり14ポイント増加した。一方、円高・ドル安を見込む層は12%で前月より7ポイント低下した。

家族と相続の相談をしたことがあるかを尋ねたところ、相続の話をしている個人投資家は約3割だった。70歳超でも約4割にとどまっており、積極的に話をしていないことが明らかになった。

相続について話をしていない主な理由として、「時期尚早である」「未だその時期ではない」といった回答が多く挙がった。一方、相続について話をしていると回答した投資家のうち、4分の1近くは「相続人ごとの相続の割合」など具体的な話し合いをしている。家族間での話し合いを行っていない多数の個人投資家とは対照的に、詳細な内容まで話している投資家が一定数いることが分かった。


調査は、2015年8月7日〜8月10日にかけて、マネックス証券に口座を開設している個人投資家785人から回答を得た。