女性の仕事のストレス、1位は「上司との人間関係」「給与が低い」


エン・ジャパンは5日、女性を対象に「仕事のストレス」についての意識調査を実施し、その結果を発表した。

それによると、94%の女性が現在の仕事(離職中の場合は前職)でストレスを感じていることが分かった。ストレスの原因の1位は同率で「上司との人間関係」「給与が低い」(43%)となり、次いで「同僚・部下との人間関係」(40%)、「仕事量が多い」(30%)、「仕事内容が合わない」(23%)と続いた。



「上司との人間関係」と答えた人からは、「上司が自分の身を守ることしか考えていないのがひしひしと伝わる」、「何事も(人事・給与・仕事内容)上司の気分次第。朝令暮改で一貫性がない指示をだし、指示通りにしても、後に忘れ、あるいは気分が変わり、激しく叱責する」など、上司の振る舞いや仕事のやり方への不満が多く挙がった。

「給与が低い」と答えた人からは、「設計業務で社員と変わらない内容の業務なのに、雇用形態がちがうだけで、給与が安い。求められるレベルも同じ雇用形態の人より高いのに給与の差が少ない」、「会社に評価制度がなく、社長の気に入った人にだけ昇給や報酬がある」といったコメントが挙がった。

また、「ストレスを軽減するために、会社・組織に対して働きかけたことはありますか?」と尋ねたところ、36%が「ある」と回答。「上司との人間関係」がストレスになっている人は、「上司に直接」もしくは「上司のさらに上の立場の人」や「上司が気に入っている社員」を介する方法で、ストレスになっている事実と改善要求を伝えている。「給与が低い」ことをストレスに挙げた人は、派遣社員であれば「派遣会社に時給交渉をした」が多く、正社員は「上司に伝え、転職も含め、どうしたら給料アップになるのか相談した」などの声があった。

仕事のストレス解消法は、1位が「誰かと話す・相談する」で62%。以下、2位「寝る・ゆっくり休む」(58%)、3位「美味しいものを食べる」(54%)、4位「買い物をする」(35%)、5位「お酒を飲む」(25%)という結果となった。

調査は、2015年5月28日〜6月24日にかけて、求人情報サイト「エンウィメンズワーク」を利用している女性1304人を対象に実施した。