1年後の物価、「上がる」との回答が55.3%に減少


野村證券はこのほど、個人投資家を対象に投資動向に関するアンケート調査を実施し、「ノムラ個人投資家サーベイ(2015年5月)」を発表した。

3カ月後の株価見通しについて、「上昇する」と答えた割合から「下落する」と答えた割合を引いた「ノムラ個人市場観指数」は前月比で6.6ポイント上昇し52.0となった。調査時の日経平均株価は19,291.99円と前回調査時を105.99円下回ったが、今後株価が上昇すると予想する回答者が増加した。

3カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円高ドル安を見込む回答比率は56.5%と、前月から1.6ポイント上昇した。内訳をみると、「10円程度」の円高ドル安を見込む割合が前月比で1.1ポイント増と上昇幅が最大となった。

日頃よく購入する物やサービスの価格について、今から1年後にはどのように変化すると思うか尋ねたところ、「上がる」との回答が55.3%と、前月の62.3%から7.0ポイント下落した。「変わらない」は31.3%と前月比7.5ポイント上昇した。一方、「2%以上5%未満上がる」は14.0%と前月比4.2ポイント下落した。


(出所:野村證券)

調査は、2015年5月7日〜5月8日にかけて株式投資経験のある個人投資家を対象に実施。有効回答数は1000件。