マネックス証券はこのほど、個人投資家を対象とした相場環境に対する意識調査を実施し、その結果をまとめたレポート「MONEX 個人投資家サーベイ 2015年2月調査」を発表した。
「上昇すると思う」と回答した割合から「下落すると思う」と回答した割合を引いた今後3ヶ月程度の世界の株式相場に対する見通しDIは、日本株は前月比13ポイント上昇の40、米国株は同2ポイント上昇の52、中国株は同15ポイント低下の-44となった。
今後3ヶ月程度の米ドル/円相場の見通しについて、円安・ドル高を見込む層は52%となり前月と変わらなかった。一方、円高を見込む層は15%で前月より9ポイント低下した。
個人投資家に投資・資産運用にかける時間についてたずねたところ、週に数時間以上かける層が全体の約75%をしめ、そのうち「毎日1時間程度」、「週に数時間程度」と回答した層がそれぞれ約3割となった。金融資産別にみると金融資産の多い人ほど投資・資産運用にかける時間が長い傾向が見られた。
今後の投資・資産運用の時間の使い方について聞いたところ、全体の53.5%が現状よりも投資・資産運用に時間をかけたいと考えていることが分かった。時間をかけたい理由として「投資に関する知識、経験、相場観などがまだ不足していると思うため勉強する時間を増やしたい」や「企業業績の調査研究、株価変動の研究、デイトレードの研究等に時間を割くなどしたいと考えている」といった声が挙げられた。反対の考え方としては「今のままで十分だと思う、あまり時間をかけ過ぎると他のことに時間 を割けなくなると考えているから」や「本業ではないのでより効率的にすすめたい」といった回答があった。
調査は、2015年2月6日〜2月9日にかけて、マネックス証券に口座を開設している個人投資家846人から回答を得た。