2015/02/03

デザインの話題「CMF」


工業デザインやプロダクトデザインと聞くと、やはり最初に思いつくのは製品の形状のデザインである。しかし、ただ形状を決めるだけでは製品のデザインは完成しない。形状と同等に重要である表面処理を魅力的にする必要ある。

「Less is more(少ないほど豊か)」という言葉が表すように、華美な装飾をしないシンプルで潔い美しさを持つデザインが近年は多くみられる。そして、シンプルで形状に大きな特徴を持たないからこそ表面処理の選定はより一層に重要となる。場合によっては、デザイナーでない設計者が美しさを考えずに作った形状でも表面処理が魅力的であれば素晴らしいデザインの製品になることもあるだろう。

そもそも表面処理はCMFと呼ばれる3つの要素から成る。CはColorで赤/青/黄などの色、MはMaterialで木/金属/樹脂などの素材、FはFinishで光沢/マット/シボなどの仕上げを意味する。これらを決定するにはサンプル帳を見て決めていくことになるが、サンプル帳だけを見ていても実際の形状にのせたときのイメージがつきにくいため、すでにCMFがのせられ世に出ている既存製品が参考になる。普段から既存製品の形状だけでなくCMFも注視し、色の配色、素材の組み合わせ、仕上げと形状の相性などを見ておくことが大事である。

とにかく数を多くみる場合にはPinterestをおすすめする。国内だけでなく海外も含めて製品の画像が検索できる。「wood」と検索するだけ魅力的な木製品がいくつも表示される。色の配色に関してはAdobe Color CCをおすすめする。グラフィカルユーザインタフェースで簡単に配色を確認することができる。

(Betonacox Design)

※筆者は「Gadgetwear」のコラムニストです。
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