2015/02/16

外国人観光客が日本の景気を下支え?

観光業界にとっては毎年恒例のイベントとなった感のある中国の春節の時期が近づいてきた。春節の時期は多くの中国人が長期休暇をとって中国国内に限らず、海外旅行に出かけたりするため、日本にも観光で訪れる中国人が増える時期だ。

中国人に限らず、最近の円安の影響によって訪日する外国人旅行者数はこのグラフにあるように増加傾向にある。



観光庁の発表によると、2014年に外国人旅行者が日本で消費した金額は、1人当たり15万1,374円と推計され、過去最高額とのこと。一方総額でみると2兆305億円と推計され、こちらも過去最高額とのこと。国籍・地域別で見ると中国が一番シェアが大きく、旅行消費額の総額の27.5%を占め、次に台湾の17.5%と続く。

彼ら訪日外国人旅行者の消費の恩恵を受ける企業の株式をインバウンド関連銘柄ということが多い。観光業界と言うと旅行会社かな?というイメージを持たれるかもしれないが、インバウンド銘柄には旅行会社だけでなく、レストラン業、百貨店、家電量販店、小売業、ドラッグストア業、ホテル業、レジャー業など幅広い業態を含む。訪日外国人旅行者の増加、特に中国人が旅行で訪れ、日本国内での消費活動が活発になる春節はインバウンド銘柄に追い風となるだろう。

主なインバウンド銘柄として、東京ディズニーリゾートの来客数増加が見込めるオリエンタルランド(4661)、高性能な時計が人気のカシオ(6952) 、中国人旅行者に人気の家電量販店ラオックス(8202) 、リゾート施設とのコラボレーションで訪日外国人旅行者を取り込むJR東日本(9020) 、パッケージツアーも手掛ける日本航空(9201) 、訪日外国人旅行者にモバイル通信環境を提供するワイヤレスゲート(9419) や日本通信(9424) に注目している。

(eワラント証券 投資情報室長 小野田 慎)

※筆者は「Gadgetwear」のコラムニストです。本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
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