2014/12/02

デザイナーとロゴをつなぐもの「ロゴガイドライン」



ロゴマークは、企業やブランド、商品のコンセプトを凝縮して顧客に訴えるものである。ロゴマークを見ただけで「楽しそう」や「信頼できそう」などといったコンセプトを顧客にしっかり認識させることができれば、そのコンセプト通りに作られたサービスや製品の良さはより的確に伝わるだろう。また経営者や開発者がサービスや製品を考え出したときにそのアウトプットにロゴマークを印すことでコンセプト通りのものにできあがっているかをチェックすることもできる。

上記のように優れたロゴデザインは内外ともに活用できる便利なツールだが、どんなに優れたロゴデザインでも使い方を間違えるとその効果は得られない。そのためロゴを使用する際のガイドラインが必要となる。以下に記載するガイドラインの代表例は、ロゴを製作する場合や外注をする場合の参考になるだろう。

【カラー】
当然に基本的なロゴの色は決められているが、ロゴが描かれる下地の色が濃い場合でも淡い場合でも見やすくなるように複数の色を設定する必要がある。また白黒で印刷される場合の色も決めておく必要がある。

【最小サイズ】
ロゴが小さくなりすぎると形状が潰れてしまい狙い通りのコンセプトを表現できなくなるため、一定のサイズ以下にしてはならないという最小サイズを設定する必要がある。ここで重要なのが最小サイズは印刷した際のmmと、モニタ画面に表示した際のpixelの二つを定めておかなければならない。印刷用もモニタ画面用も少しずつ小さくしたものを用意して、どこまで小さくすれば形状が潰れてコンセプトが表現できなくなるのかを実際に確認することになる。

【アイソレーション】
ロゴはあくまでその形状単品でコンセプトを表現しているのであって、他の形状と合わさることを予定していない。そのためロゴのまわり一定範囲には何も配置しないことが望ましい。一般的にはロゴの高さや幅など任意の寸法をAとしてロゴのまわりにA/2の余白を設ける、といったような割合を指定する。これも実際にロゴのまわりに別のロゴや文章などを描き、どれぐらいの余白でロゴの印象が薄れるかを確認することになる。

(Betonacox Design)

※筆者は「Gadgetwear」のコラムニストです。
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