為替見通し、円安ドル高予想が増加


野村證券は、個人投資家を対象に投資動向に関するアンケート調査を実施し、「ノムラ個人投資家サーベイ」を10月16日に発表した。

3カ月後の株価見通しについて、「上昇する」と答えた割合から「下落する」と答えた割合を引いた「ノムラ個人市場観指数」は前月比で5.2ポイント低下し43.2となった。調査時の日経平均株価は15,890.95円と前回調査時を414.35円上回っていた。

3カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円安ドル高を見込む回答比率は64.7%と、前月から17.0ポイント上昇した。内訳をみると、「5円程度」の円安ドル高を見込む割合は前月比で10.2ポイント増と上昇幅が最大となった。円高を見込む選択肢は、「5円程度」が前月比で低下した一方、「10円程度」「10円以上」がわずかながら上昇した。



日頃よく購入する物やサービスの価格について、今から1年後にはどのように変化すると思うかをたずねたところ、「上がる」が66.5%と前月の62.3%から4.2ポイント上昇した。「下がる」は16.1%となり、前月の13.1%から3.0ポイント上昇した。

調査は、2014年10月6日〜10月7日にかけて株式投資経験のある個人投資家を対象に実施。有効回答数は1000件。