転職活動を始める理由1位は「会社の将来が不安だから」


リクルートキャリアは「第27回転職世論調査」を実施し、その結果を9月29日に発表した。

転職活動を始めた最も強い理由を尋ねたところ、トップは「会社の将来に不安を感じて」で19.2%。次いで「年収アップ」が12.0%、「やむにやまれず(リストラ、会社倒産など)」が9.1%、「他の会社で新しいキャリアを身につけたかった」が8.9%、「時間的、精神的なゆとりを求めて」が8.0%だった。

男女別に見ると、男性は「会社の将来性に不安を感じて」が20.2%と最も高く、「年収アップ」が10.6%、「やむにやまれず(リストラ、会社倒産など)」が9.9%と続いた。一方、女性は「年収アップ」が19.5%で最も高く、次いで「会社の将来に不安を感じて」が13.4%、「他の会社で今のキャリアをこれまで以上に伸ばしたかった」が11.0%だった。

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(出典:リクルートキャリア)

実際に転職して入社の最大の決め手になったのは、「やりたい仕事ができる」が31.3%でトップ。以下、「最初に内定が出た企業だったから」が12.7%、「給与・福利厚生など待遇が良い」が11.2%、「勤務地・勤務時間など勤務条件がよい」が10.6%と続いた。

男女別に見ると、男性は「やりたい仕事ができる」が31.9%で最も高く、次いで「最初に内定が出た企業だから」が12.1%、「給与・福利厚生など待遇がよい」が11.7%だった。女性も男性と同様に「やりたい仕事ができる」が28.0%で最も高く、「面接時の面接官の印象が良かった」が17.1%、「勤務地・勤務時間など勤務条件がよい」が12.2%と続いた。

転職した会社の内定時に提示された年収は、「前職よりは上がった」が46.1%、「前職よりは下がった」が35.7%、「前職と同じ」が17.3%だった。

調査は、2014年8月26日〜8月31日にかけて、2013年12月〜2014年5月に転職したリクルートエージェントの登録者527人(男性445人、女性82人)から回答を得た。