理想の介護、男女間で大きな違い


第一生命経済研究所がまとめた介護に関する調査によると、介護を受けたい場所や介護をしてもらい相手について男女間で大きな差があることが分かった。

介護を受けたい場所は、男性では「自宅」と回答した人が52.4%と半数を超え、女性の36.8%を15.6ポイント上回った。

寝たきりや体が不自由になった場合、主として誰に介護してもらいたいかを択一で尋ねたところ、配偶者がいる男性は「配偶者」と回答した人が71.5%を占めたのに対し、女性では32.2%にとどまり、「施設の職員」(39.4%)を下回った。配偶者がいない人では、男女ともに「施設の職員」を挙げた人が過半数を占めた。また、「娘」に介護してもらいたいと回答した人は、配偶者の有無に関わらず女性に多かった。


調査は、2013年8月13日〜9月1日かけて、50歳〜79歳の全国の男女を対象に実施し、545人から回答を得た。