マネックス証券は、個人投資家を対象とした相場環境に対する意識調査を実施し、その結果をまとめたレポート「MONEX 個人投資家サーベイ 2014年7月調査」を発表した。
「上昇すると思う」と回答した割合から「下落すると思う」と回答した割合を引いた今後3ヶ月程度の世界の株式相場に対する見通しDIは、日本株は前月比16ポイント低下の29、米国株は同10ポイント低下の37、中国株は同3ポイント上昇の-40となった。
今後3ヶ月程度の米ドル/円相場の見通しについて、円安を見込む層は40%となり前月より10ポイント低下した。一方、円高を見込む層は20%で前月より6ポイント増加した。
利益確定・損切りラインの設定状況についてたずねたところ、50%が利益確定ラインを設定していることが分かった。一方、損切りラインの設定は 43%にとどまった。投資経験年数別にみると、利益確定ラインを設定しているのは、「1年未満」が43%、「1年〜5年」が46%、「5年〜10年」が44%、「10年以上」が57% となり、投資経験年数の多い個人投資家ほど利益確定ラインを設定する傾向があった。損切りラインの設定状況は、「1年未満」が44%、「1年〜5年」が42%、「5年〜10年」が44%、「10年以上」が44%となり、投資経験年数によって大きな差は見られなかった。
利益確定ラインの具体的な数値は、買値からの上昇率が「5%未満」が9%、「5%~10%」が28%、「10%~20%」が34%、「20%~30%」が15%、「30%~40%」が4%、「40%以上」が11%だった。損切ラインは、買値からの上昇率が「5%未満」が13%、「5%~10%」が32%、「10%~20%」が30%、「20%~30%」が14%、「30%~40%」が5%、「40%以上」が6%だった。
調査は、2014年7月11日〜7月15日にかけて、マネックス証券に口座を開設している個人投資家808人から回答を得た。