携帯の位置情報、4割弱が「提供しているか分からない」


携帯電話の「位置情報を提供しているか分からない」と答えた人が4割弱にのぼったことが、総務省情報通信政策研究所の位置情報の利用に関する意識調査で分かった。


また、位置情報サービスの設定方法の認知度は39.1%で、設定を知らない人は45.6%と知らない人の割合のほうが高かった。

位置情報を提供することに対する考え方を尋ねたところ、「特に気にならない」が20.8%、「便利なサービスが使えるなら気にせず提供する」が16.8%、「気になるが便利なサービスのためにはやむを得ない」が28.3%、「位置情報は提供したくない」が14.4%、「情報を取られることを知らなかったので分からない」が20.2%となり、約6割が位置情報を提供する意向がある。

位置情報の提供にあたり、気にする(「やや気にする」と「非常に気にする」の割合の合計)ことは、「個人が特定されないか」が78.5%にのぼりトップ。次いで「第三者への提供の有無やその提供先」が77.7%、「削除要求の可否とその方法」が72.4%の順に高かった。

調査は、2014年3月21日〜3月23日にかけて、18歳〜69歳までの携帯電話保有者を対象に実施した。