「子どもの幸福度」日本は先進31カ国中6位


昨年12月25日に国立社会保障・人口問題研究所が『先進国における子どもの幸福度-日本との比較 特別編集版』を公表した。抜粋すると以下の通りだ。

・総合順位は31カ国中6位で、オランダ、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、 スウェーデンに次ぐ順位

・「物質的豊かさ」は21位
子どもの相対的貧困率(22位)、子どもの貧困ギャップ(26位)、子どもの剥奪率(18位)

 ・「健康と安全」は16位
乳児死亡率(4位)、低出生体重児出生率(26位)、予防接種率(11位)、子どもの死亡率(7位)

・「教育」は1位
就学前教育就学率(6位)、高等教育就学率(10位)、ニート率(10位)、PISA学習到達度テストの平均点(2位)

・「日常生活上のリスク」は1位
肥満児の割合(1位)、毎朝朝食をとる割合(1位)、10代の出生率(4位)、飲酒する割合(1位)、いじめを受けたことがある子どもの割合(12位)

・「住居と環境」は10位
世帯1人あたり部屋数(15位)、子どものいる世帯のうち住宅に複数問題がある世帯の割合(17位)、殺人発生率(2位)、大気汚染(8位)

総合順位表は別表の通りとなっている。

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私としては、全ての項目で日本は高い順位であると思っていたが、案外そうでもなかったので少々驚いている。調査する側の価値観が多分に反映されているからかもしれない。

(NPO法人社会保障経済研究所代表 石川 和男 Twitter@kazuo_ishikawa