「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2014」大賞はハンデを乗り越え五輪招致に貢献した佐藤真海さん



日経WOMANは6日、今年、各界で最も活躍した働く女性に贈る「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2014」を発表し、サントリーホールディングスの佐藤真海さんが大賞に選ばれた。

ウーマン・オブ・ザ・イヤーは、働く女性のロールモデルを提示し、組織の中に埋もれがちな個人の業績に光を当てるという主旨で1999年から毎年実施されており、今年で15回目となる。

佐藤さんは、右足切断のハンデを乗り越えパラリンピックに3度出場し、2020年のオリンピック・パラリンピックの東京招致に貢献した。突然の病によるハンデを抱えながらも仕事と競技を両立して独自のキャリアを築いてきたことや、オリンピックの東京招致活動で最終プレゼンテーションのスピーチを務めたことなどが高く評価された。

準大賞には、理系出身のベンチャーキャピタリストとして、画期的な創薬技術を持つバイオベンチャーの企業と上場をリードした東京大学エッジキャピタルの片田江舞子さんと、ドラマ「あまちゃん」で斬新な番組ロゴやセット、キャラクターをデザインし作品の世界観を確立した岩倉暢子さんが選ばれた。

本年度の総括によると、2013年は自らの新しい可能性を切り開いて成果を出した女性が目立ったという。

受賞者は以下の通り。

[大賞]
佐藤真海さん:サントリーホールディングス株式会社

[準大賞]
片田江舞子さん:株式会社東京大学エッジキャピタル
岩倉暢子さん:日本放送協会

[入賞・リーダー部門]
山田由佳さん:パナソニック株式会社

[入賞・ヒットメーカー部門]
川上登美子さん:株式会社資生堂
藤代智春さん:ピップ株式会社

[入賞・キャリアクリエイト部門]
坪内知佳さん:萩大島船団丸
田中知美さん:合同会社エッジ
吉田正子さん:東京海上日動火災保険株式会社