ブラック企業にいったん入社すると、後々かなり大変なことになります。ブラック企業は入社して何年も勤めることができません。そのため、新卒で入って早い段階で辞めてしまうと、転職先の面接を受けても「忍耐力がない」とみなされ、次の仕事を見つけるのが難しくなります。
それでは、ブラック企業に入らないためにはどうしたら良いのでしょうか。今回は、入社する前にチェックできるブラック企業の特徴を4つ紹介します。
【1. 内定が簡単に出る】
「1回の面接で内定が出る」といったように、内定が早すぎる場合はブラック企業の可能性を疑いましょう。本来なら採用に時間がかかるのは普通です。ビジネスマンの生涯賃金は約3億円と言われています。企業側の立場から見れば、採用は3億円の高い買い物であり、だからこそ面接を何度も行ったり筆記試験をするなど慎重になります。ブラック企業は、「とりあえず入社させて、こきつかって辞めさせてしまえばいい」という意識があるため、内定を簡単に出します。
【2. 説明会が熱狂的】
社長が長時間にわたって熱く語る説明会は要注意です。学生がブラック企業にはまるのにはパターンがあります。色んな企業の採用試験を受けるものの、何十社も試験に落ちて心が折れ、そうした中でブラック企業の説明会に行くと学生はその気になって入社します。説明会で社長が出てきて、「君と一緒に夢を実現したい」「私たちと一緒に新しい社会を作ろう」と熱く語り、熱狂的な雰囲気の中でそのように言われると、学生は「やっと自分のことをわかってくれる企業に出会えた」「ここが自分の就職すべき企業だ」と入社を決めます。
【3. 大手企業ではないのにパンフレットが豪華】
大手企業ではないのにパンフレットが豪華だったり、採用のウェブサイトが凝った作りになったりしています。これには、見かけを良くして大量に学生を採用したいという意図があります。パンフレットは業務内容や業績について書かれるべきであるのに、オフィスや社員の写真など綺麗な写真が多く使われ、華やかな印象だけど中身の無いものになっています。
【4. 初任給が高すぎる】
初任給が30万円を超えていたらブラック企業の可能性が高いです。ほとんどの企業は、初任給を20万以上30万円未満としています。ブラック企業が初任給を高く設定する理由は、仕事が過酷なため多くの学生を集めたいからです。中には、残業を多くしなければ30万円以上にならないのに初任給を30万円と記載する企業もあります。
Youtube:【東洋経済HR】ブラック企業の見分け方 Part2 - 第95回
http://www.youtube.com/watch?v=up0is2HJ0Gs&feature=share&list=UUW-uxqMLQE3TwIffwzQiPYQ