就活生が知っておくべき「ブラック企業」を見分ける4つのポイント



近年、ブラック企業の存在が社会問題化しています。ブラック企業かどうかを判断するために、『就職四季報』で「3年後離職率」「離職率」「平均勤続年数」「有休消化年平均」をチェックしましょう。

【3年後離職率】
3年後離職率は、新卒で入社した社員が3年間でどれくらい辞めたかを表します。目安は30%で、30%が超えている企業は何か問題があると考えられます。大卒で3割が3年以内に勤めた企業を退社しているため、この平均を超えている企業はブラック企業の疑いがあります。

【離職率】
離職率は、社員全体における1年間の離職者の割合です。5%を超えると要注意です。中にはリストラなどで10%以上となるケースもあります。

【平均勤続年数】
平均勤続年数は、社員の勤続年数の平均です。基本的に、社員はその会社が居心地が良ければ社員は会社を辞めません。たとえ給料が安くても色々な面で居心地が良ければ平均勤続年数が長いというケースもあります。会社のパンフレットやホームページに「風通しが良い社風」「社風があたたかい」「社員が仲がいい」と良いことが書かれていても、平均勤続年数が短い会社は実際は嘘。同業他社と比べて平均勤続年数がかなり短い企業は何か問題があると考えられます。

【有休消化年平均】
有休消化年平均は、1年間で社員が実際に有給休暇を取得した日数です。一般的に、有給休暇は20日と決められていることが多いです。ところが20日間全て休めるかというと、実際はそうでないケースが多く、特に、若い社員は会社の雰囲気で何となく有給を取りづらかったり、仕事が忙しくて取ることが難しいということがあります。実際に有給休暇を何日取っているかを調査すると、平均で10日間です。もし有休消化年平均が2日や3日など非常に短い場合、ブラック企業の可能性があります。



Youtube:【東洋経済HR】ブラック企業の見分け方 Part1 - 第94回
http://www.youtube.com/watch?v=EORFkpsN_wM&feature=share&list=UUW-uxqMLQE3TwIffwzQiPYQ