仕事で私用スマホ、会社側のリスク対策実施はわずか2.8%


MMD研究所は、職場での私用スマートフォンの利用実態調査を実施し、その結果を発表した。

それによると、約7割が私用スマートフォンを業務で利用し業務効率アップなどの効果を感じていることが分かった。私用スマートフォンに入れている業務情報は、「社内の連絡先情報」が73.1%、「お客様や取引先の連絡先情報」が48.8%、「業務スケジュール」が47.4%と上位に挙がった。

業務情報が入っているスマートフォンについて、個人が何らかのセキュリティ対策を行っているのは約8割となっており、具体的な対策としては「パスワード・画面ロックを設定している」が61.1%、「セキュリティソフトを入れている」が40.3%、「リモートで遠隔ロックができる契約をしている」が19.0%となった。


また、スマートフォン紛失経験について聞いたところ、「ある(あとで見つかった)」が15.7%、「ある(あとで見つからなかった)」が4.8%と、約2割が業務利用している私用スマートフォンを紛失したことがあるという結果となった。

また、約6割が私用スマートフォンを業務で利用する上でのリスク(紛失、盗難、情報漏洩など)に対して、会社側で対策をする必要性があると考えていることが分かった。しかしながら、すでに会社側で対策をしているのはわずか2.8%だった。

調査は、2013年8月19日~22日にかけて、私用スマートフォンを業務で利用する20代〜40代のビジネスパーソンを対象に実施した。有効回答数は1002件。