野村證券は、個人投資家を対象に投資動向に関するアンケート調査を実施し、「ノムラ個人投資家サーベイ」を9月12日に発表した。
3カ月後の株価見通しについて「上昇する」という回答比率と「下落する」という回答比率の差である「ノムラ個人市場観指数」は52.4と、前月に比べ4.0ポイント上昇した。調査時の日経平均株価は13,572.92円と前回調査時を685.12円下回っていた。
3カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円高ドル安方向を見込む回答比率は58.1%と、前月に比べ14.2ポイント上昇した。内訳をみると、「5円程度円高ドル安」を見込む回答比率が全体の45.1%を占め、前月比13.8ポイントの上昇となった。一方、「5円程度円安ドル高」を見込む回答比率は前月比11ポイントの低下となった。調査時のアメリカドル/円レートは、前回調査時の1ドル=98.79円に対 し、今回は同98.53円とわずかに円高ドル安に動いていた。
今後3カ月程度の各通貨に対する見方について、「最も投資魅力がある通貨」との回答比率から「投資魅力があると思えない通貨」との回答比率を差し引いたDIをみると、最も魅力的な通貨は「日本円」だった。「中国元」は12カ月連続で最下位となるものの、DIは前月比3.8ポイント増と全通貨中最大の上昇幅となった。
また、日頃よく購入する物やサービスの価格について、今から1年後にどのように変化する と思うかを尋ねたところ、「上がる」と見込む回答比率は64.7%となり、前月に
比べ2.3ポイント上昇した。内訳をみると、「2%未満上がる」と見込む回答比率が37.3%と前月に引き続き最も高く、前月比4.4ポイント増と上昇幅も全選択肢中最大だった 。
調査は、2013年9月2日〜3日にかけて株式投資経験のある個人投資家を対象に実施。有効回答数は1000件。