景況感、7カ月ぶりに悪化 帝国データバンク調査


帝国データバンクがまとめた景気動向調査によると、6月の景気動向指数(DI)は前月比0.5ポイント減の42.5となり、7カ月ぶりに悪化した。

業界別では、東日本大震災のあった2011年3月以来2年3カ月ぶりに全10業種が悪化した。地域別では10地域中8地域が悪化した。規模別では「大企業」「中小企業」「小規模企業」ともに8カ月ぶりに悪化した。「中小企業」の減少幅が「大企業」 の減少幅より大きく、規模間格差は2カ月連続で過去最大を更新した。

景気予測DIは、1カ月後が前月比0.1ポイント増の42.6、3カ月後が同0.4ポイント増の42.9、6カ月後が同1.1ポイント増の43.6、1年後が同3.7ポイント増の46.2だった。同社は景気の先行きについて「緩やかに回復する」とみている。

調査は2013年6月18日〜6月30日の間、2万2750社を対象に実施し、1万157社(回答率44.6%)から回答を得た。