5月景気ウォッチャー調査、現状判断DIは0.8ポイント低下


内閣府が10日に発表した5月の景気ウォッチャー調査によると、現状判断DIは前月比0.8ポイント低下の55.7となり、2か月連続で低下した。

家計動向関連は、高額品販売が好調でゴールデンウィークの人出は多かったが、初旬の低気温により衣料品の販売が低調だったことや、ゴールデンウィーク後の飲食などの売上が伸び悩び、低下した。企業動向関連は、これまでの円高是正の効果もあり、売上や収益の増加が製造業を中心にみられ、上昇した。雇用関連は、求人の伸び悩みが一部でみられ、低下した。

2〜3カ月先の景気の先行きを予測する先行き判断DIは、前月比1.6ポイント低下の56.2となり、2か月ぶりに低下した。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連すべてが低下した。

内閣府は、景気ウォッチャー調査の判断を「景気は持ち直している」に据え置いた。