2人目の出産、8割が「壁を感じる」 経済的な理由が最多


タマホームが発表した夫婦の出産意識に関する調査によると、7割以上の人が2人以上の子どもを持ちたいと考えていることが分かった。

「理想の子どもの人数」は「2人」が47.2%で最も多く、「3人」が22.0%、「1人」が13.8%、「4人以上」が2.6%だった。

また、子どもがいない人に1人目の出産について尋ねたところ、38.5%が「1人目の出産にためらいを感じる」と回答した。一方、子どもを1人持つ人は「2人目の出産」に64.8%が「ためらいを感じる」と答え、1人目の出産のためらいと2人目の出産のためらいに大きな差があることが分かった。



2人目の壁(必要となる生活費や教育費に関連した家計の見通し や、仕事等の環境、年齢等を考慮し、第2子以後の出産をためらうこと)が存在するか実感を聞いたところ、81.8%が「存在する」と回答。特に、子ども1人持ちの夫婦に顕著で、86.9%が2人目の壁を感じている結果となった。

最も多かった理由は「経済的なきっかけ」で、 「経済的的負担が大きくなるし、育児休暇も取りにくく、仕事を続けられなくなり不安」「子どもの学費も高くなり、消費税も上がるのに、収入は伸びないので経済的に不安」といった声が挙がった。



調査は、2013年5月25日〜5月27日にかけて、全国の既婚者のうち「子どもなし」「子ども1人」「子ども2人以上」の男女各309人、合計1854人を対象に実施した。