個人投資家、「米国の金融政策」「日本の金利動向」への関心高まる


マネックス証券は、個人投資家を対象に、相場環境に対する意識調査を実施し、その結果を発表した。

「上昇すると思う」と回答した割合から「下落すると思う」と回答した割合を引いたDIは、日本株が小幅な減少となり、米国株と中国株は大幅に上昇した。2013年5月の日本株DIは67で、前回4月調査から2ポイント低下した。米国株DIは65で25ポイント上昇、中国株DIはマイナス27で19ポイント上昇した。



個人投資家が「魅力的であると思う業種」ランキングでは、「自動車」が2ヶ月連続首位となった。「機械」は前回調査まで3ヶ月連続で順位を下げていたが、円安を追い風に9位から7位へと順位を上げた。一方、順位を下げた業種は「銀行」(4位→6位)、「通信」(7位→8位)、「小売」(8位→9位)となった。



個人投資家が注目するトピックは「日本の企業業績」が前回調査から引続き高い関心を集めている。これに加えて、直近のFRBの出口戦略をめぐる議論や、今月に入り日本の名目金利が上昇していることを受け、「米国の金融政策」と「日本の金利動向」への注目度が急上昇した。



また、新たな投資対象としてシェールガスに興味があるかを尋ねたところ、5割以上が「興味がある」と回答し、多くの個人投資家がシェールガスを新たな投資対象先として注目していることが分かった。

調査は、2013年5月17日~20日の間、マネックス証券に口座を保有している個人投資家を対象に実施。有効回答数は1419件。