子どもにSNSを利用させたくない親は9割 リアルな友人関係の延長として


トレンドマイクロがまとめた調査結果によると、小中学生の子どもを持つ親の9割が子どもにSNSを利用させたくないと考えていることが分かった。

子どものSNS利用について尋ねたところ、「利用させたくない」が38.3%、「どちらかというと利用させたくない」が49.8%で、88.1%の親が子どものSNS利用に否定的だった。

■お子様にSNSを利用させたいと思いますか?


子どもがSNSを利用する際に適切な情報公開範囲は、8割以上が「実際の友人まで」と回答しており、実際の友人関係の延長として利用することを望む傾向が見られた。

しかし、SNSを利用している子どもをもつ親で、情報の公開範囲を設定/確認している親は54.1%と約半数の親が情報の公開範囲を定めていないことが分かった。

また、83.5%の親が子どものインターネット利用に関してなんらかの「不安や心配」を抱いており、具体的には「意図しない課金サービス(サイト・アプリ・ゲームなど)の利用」「有害サイト(アダルト、出会い系、違法行為の勧誘サイトなど)や不適切(性的行為などをイメージさせる画像など)な画像の閲覧」「個人情報の漏洩(掲示板やSNSに氏名、学校名、住所、電話番号などを書き込むなど)」について、半数以上の親が不安や心配を抱えている。

不安を解消するための対策では、URLフィルタリングを「全ての端末で対策している」が18.0%、ペアレンタルコントロールを「全ての端末で対策している」が11.7%、最も対策が進んでいるウイルス対策でも59.2%にとどまった。

■お子さまが利用しているパソコンではセキュリティ対策をしていますか?


同調査は、2013年3月28日〜29日にかけて、小学4年生~中学3年生の保護者412名を対象に実施した。