メルセデス・ベンツ、GLクラスを7年ぶりにフルモデルチェンジ 燃費44%向上



メルセデス・ベンツ日本は、ラグジュアリーSUV「GLクラス」を7年ぶりにフルモデルチェンジし、「GL550」と「GL63 AMG」を4月22日に発売した。

新型GL550は、最新世代4.7リッターV型8気筒直噴ツインターボBlueDIRECT(ブルーダイレクト)エンジンを搭載し、最新の7速オートマティックトランスミッション「7G-TRONIC PLUS」やECOスタートストップ機能(アイドリングストップ機能)を備え、燃費が従来モデルに比べ約44%向上した。最高出力435PS、最大トルク700Nmを発生し、大幅な性能アップと燃費向上を両立させた。

シャーシは、路面状況や走行状況に応じてばね定数、減衰力、車高を自動的に調整するADS(アダプティブ・ダンピング・システム)付電子制御式エアサスペンション「AIRマティックサスペンション」を装備。最新のフルタイム四輪駆動機構「4MATIC」や、走行中の横風に対してブレーキ制御により安定した走行をサポートする「クロスウインドアシスト」により走行安定性と快適性を実現した。

この他に、路上の状況をモニタリングして万一の際に自動的にブレーキを作動させ衝突の危険性を低減する「レーダーセーフティパッケージ」や、車両周囲の状況を4つのカメラを用いて俯瞰映像としてモニター画面に映し出す「360°カメラシステム」、縦列駐車時のステアリング操作をサポートする「アクティブパーキングアシスト」を装備する。

GLクラスに新たに加わったハイパフォーマンスモデル「GL63 AMG」は、メルセデス AMG社開発による最新鋭5.5リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載し、最高出力557PS、最大トルク760Nmを発生する。また、アグレッシブな走りと快適性を両立する「AMG RIDE CONTROL スポーツサスペンション」やコーナーリング時のロールを軽減する「ACTIVE CURVE システム」など専用装備を備える。インテリアには、専用デザインの本革のAMGスポーツシートやAMGメーターパネルを採用し、上質でスポーティな室内空間を演出している。

価格は、「GL550 4MATIC」が1290万円、「GL63 AMG」が1750万円。