VW、燃費111キロの「XL1」をジュネーブモーターショーで発表



フォルクスワーゲン AGは、スイスで開催中のジュネーブモーターショーで、プロダクションモデルの「XL1」を初披露した。

「XL1」は、フォルクスワーゲンの1Lカープロジェクトにおける3世代目のモデル。同プロジェクトは、2001年に当時の同社の取締役会会長で現監査役会会長を務めるフェルディナンド・ピエヒが、日常の使用に耐える実用性を備え、1リットルで100km走行できる車を市場に導入するというもの。

パワートレインは、2気筒TDIエンジンと電気モーター7速DSGを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを採用。100km/h加速は14.3秒、最高速度は160km/h。0.9リットルで100km走行でき、1リットルあたり111kmの燃費を実現した。

2002年と2009年に発表された1Lカー「L1」は、エアロダイナミクスを優先してドライバーともう1人の乗員は前後に座るという設計だったが、「XL1」では一般的な車と同じように2人が左右に並んで座るようになっている。

ボディサイズは全長3888×全幅1665×全高1153mmで、重さは795kg。「XL1」の日本導入は未定となっている。