正社員採用、「増加」見込む企業2割 4年連続で改善


帝国データバンクは、2013年度の雇用動向に関する企業の意識について調査を実施し、その結果を発表した。

調査は、2013年2月18日~2月28日の間、全国2万3051社を対象に実施し、1万338社(回答率44.8%)から回答を得た。

2013年度の新卒・中途入社の正社員の採用状況について尋ねたところ、「増加する」と回答した企業は22.8%だった。2012年度(2012年3月調査)の21.9%と比べて0.9ポイント増加し、小幅ながら4年連続で改善した。


業界別では、復興需要に加えて公共工事への期待が高まっている「建設」(30.5%)が最も高く、「サービス」(27.5%)や「運輸・倉庫」(24.7%)、「小売」(23.5%)なども正社員の採用意欲が高くなっている。

地域別では、「東北」(28.5%)が最も高く、次いで「北海道」(26.3%)、「九州」(25.6%)の順となった。

一方、「採用予定はない」と回答した企業は34.0%で、3年連続で減少した。