これから始まるインターンシップの注意点



インターンシップは大学3年生の夏から始めるイメージがありますが、今年は3年生の2月頃、つまり4年生になる前のインターンシップの募集が更に増加するでしょう。

なぜなら、インターンシップは実質的に選考活動の役割を果たすからです。経団連の倫理憲章では選考活動の解禁日を卒業・終了学年の4月1日としており、これより前に選考を行うと倫理憲章違反となります。しかし、インターンシップを行うことは倫理憲章違反にはなりません。

また、企業側の視点から見ると、学生はインターンシップを受けている最中に他の企業の選考を受けることができないため、有望な学生の囲い込みをすることができるというメリットがあります。
 
ただし、学生がこの時期にインターンシップを受ける際には注意点があります。

第一志望の企業がインターンシップを募集していたら内定の獲得を目指して参加すればいいですが、第三志望、第四志望の企業の場合、もしインターンシップ中に第一志望の会社説明会などが行われても参加することができません。

インターンシップで企業から内定の見込みが無いと判断されると、選考試験に通過しないということもあります。そのため、早めにインターンシップに参加するよりも、しっかりと準備をして4月に選考を受けた方が良いという考えもあります。