日経WOMANは6日、今年、各界で最も活躍した働く女性に贈る「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2013」を発表し、東京・大田区の精密金属加工メーカーであるダイヤ精機の代表取締役社長の諏訪貴子さんが大賞に選ばれた。
ウーマン・オブ・ザ・イヤーは、働く女性のロールモデルを提示し、組織の中に埋もれがちな個人の業績に光を当てるという主旨で1999年から毎年実施されており、今年で14回目となる。
諏訪さんは、日本のものづくりを支える町工場で、経営改革を成功に導いた。技術力や対応力など自社の強みを生かして経営を再建しただけでなく、生産管理や人材教育のノウハウを公開し、他社の課題解決や国の政策にも影響を与えていることが高く評価された。
準大賞には、ソーシャルメディアを活用した販売戦略の先駆者として活躍したローソンの白井明子さんと、東日本大震災で被災した若者を対象に次世代のリーダー育成に取り組む教育支援グローバル基金の坪内南さんが選ばれた。
本年度の総括によると、2012年は日本社会が直面する課題の解決や、最新のソーシャルメディアの活用など、日本の未来を担う重要なテーマで活躍する女性が目立ったという。
受賞者は以下の通り。
［大賞］
諏訪貴子さん：ダイヤ精機株式会社
［準大賞］
白井明子さん：株式会社ローソン
坪内南さん：一般財団法人 教育支援グローバル基金
［入賞・リーダー部門］
阿部玲子さん：株式会社オリエンタルコンサルタンツ
関根近子さん：株式会社資生堂
［入賞・ヒットメーカー部門］
稲垣あゆみさん：NHN Japan株式会社
久米さやかさん：サントリー商品インターナショナル株式会社
［入賞・キャリアクリエイト部門］
遠藤貴子さん：株式会社つ・い・つ・い
櫻井千秋さん：大塚製薬株式会社
鮫島弘子さん：株式会社andu amet