テザリング利用は2割以下、使わない理由「必要性を感じない」「使い方が分からない」


MMD研究所がまとめたスマートフォン所有者の利用料金に関する実態調査によると、テザリングを利用しているスマートフォンユーザーは2割以下にとどまり、利用者はまだ少ない状況であることが分かった。

テザリングの興味および利用率について調査を行ったところ、「興味があり、利用している」が16.3%、「興味があるが、利用していない」が46.9%、「興味がなく、利用していない」が36.8%だった。

テザリングを使わない理由として、「テザリングの必要性を感じないから」「使い方・設定方法が分からないから」「バッテリーがなくなるのが早いから」「別途利用料金がかかるから」が上位に挙がった。


また、スマートフォンの毎月の利用料金の満足度について聞いたところ、「不満である」「やや不満である」と答えたユーザーは38.0%であり、「満足している」「やや満足している」の34.7%を上回った。

利用料金を抑える対策は「無料Wi-Fi」が22.6%で最多。次いで、「グループチャットアプリ」「IP電話アプリ」「キャリアの提供する無料通話の時間帯での通話」と続いた。一方、「モバイルルーターを利用する」は7.4%、「SIMカードを利用する」は4.8%で、データ通信に焦点を当てた対策は利用率が少ない結果となった。

調査は、2012年10月12日〜10月15日の間、20〜49歳のスマートフォン所有者557人を対象に実施した。