転職の採用条件、約8割が「資格の有無を問わない」


インテリジェンスが運営する転職サービスのDODAは、転職市場で求められる資格について調査を行った。

それによると、採用条件として資格が求められる求人の割合は、「資格が必須」が15%、「資格があると尚可」が8%、「資格の有無を問わない」が77%だった。

一方、職務経験が求められる求人割合は、全体の85%はなんらかの経験が必須で、経験不問の求人はわずか15%にとどまった。このことから、中途採用においては資格よりも経験を求める求人が多いことが分かった。

また、職種別に資格が求められる求人割合を見てみると、資格必須の求人が最も多い職種は「医療系の専門職」で37%、次いで、「建築/土木系の技術職」が36%、「営業系」が33%と続いた。

資格があると尚可の求人も、「建築/土木系」が34%、「金融系」が19%、「不動産/士業系」が17%と専門職系が多い結果となった。

資格必須の求人が少なかったのは、「技術系(IT/通信)」でわずか1%だった。「クリエイティブ系」は2%、「事務系アシスタント」は3%で、これらの職種はほとんど資格は問われないことが分かった。

調査は、2011年1月~2012年8月末までに、DODA転職支援サービスに寄せられた1万5000件の求人情報をもとに算出した。